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 雨宮慶太の紡ぎ出した唯一無二の世界観に、秋元才加が演じる闇斬師・媚空が躍動する。2014年10月より放送された『牙狼<GARO>-魔戒ノ花-』第18話「紅蓮」にゲストとして登場した新キャラクター、魔戒法師の媚空。闇斬師という斬新な設定、秋元才加による華麗なアクションなど、その圧倒的な存在感が好評を博し、牙狼シリーズとの繋がりなく、媚空を主人公とした新たな世界観と物語を描くに至った。それが『媚空-ビクウ-』である。

 外伝でもスピンオフでもない。新たなヒロインを軸に構築された世界観だけに、これまでのシリーズに登場したキャラクターとの共演はなく、また、魔戒騎士も魔獣ホラーも登場しない。しかし、入心の術を初めとする斬新な映像表現、秋元才加の肉体美と身体能力を存分に活かしたアクションシーン、推理や謎解きを絡めたミステリアスな物語の展開など、これまでにない魅力に満ちた意欲作となっている。

 媚空を演じるのは、女優として映画、舞台、ミュージカルと多方面で精力的に活躍している秋元才加。強靭な精神力を持つ寡黙な女性という難しい役所を見事に演じ切っている。また、鍛え上げられた肉体を駆使したアクションシーンは必見。媚空に憧れる魔戒法師の青年・代(だい)知(ち)を、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズを初め、子役時代から演技力に定評のある須賀健太が演じ、彼の特技であるアクロバットも披露する。さらに、媚空の師匠である白海(びゃっかい)法師をミッキー・カーチス、白海に仕える魔戒法師・紗夜を朝倉えりか、物語の重要な鍵を握る女性・アズサを伊藤かずえ、キーマンとなる絶(ぜっ)心(しん)を佐野史郎が演じ、ベテラン勢の高い演技力が物語に深みを与えている。

 牙狼シリーズの原作者である雨宮慶太が総監督に就任し、新しい映像表現に挑戦している。スタントマン、アクション監督として牙狼シリーズを支え、2013年公開の劇場映画『牙狼外伝 桃幻の笛』以降は、演出家として活動する大橋明が、監督とアクション監督を兼任する。脚本は、『牙狼<GARO>-魔戒ノ花-』第18話「紅蓮」で媚空の活躍を描き上げた江良至が担当。10周年を迎えた牙狼<GARO>シリーズ最新作 劇場版『媚空-ビクウ-』が遂にそのヴェールを脱ぐ!!