STORY

魔界からホラーを導くもの、それは人間の邪心・陰我。平和な世界を創り出す為には、この元凶を絶つしかないのかー。

はるか昔、“魔獣ホラーのいない世界”を夢見た魔戒法師によって作り出された、人型魔導具。平和を願う心が長い年月をかけて導き出した“夢”を実現する為の方法-。

かつて、母の死、師匠の死といった壮絶な戦いを経て、黒い鎧から金色の輝きを取り戻した黄金騎士ガロ=道外流牙。哀しい過去を持ちながらも、持ち前の明るさと分け隔てのない優しさは失う事なく、パートナーの魔戒法師・莉杏と共に街から街へ魔獣ホラーを狩り続ける旅を続けていた。旅の中で幾多のホラーと戦ってきた流牙であったが、黄金騎士ガロの鎧には邪気が溜まり、その邪気は流牙の体を蝕みつつあった。

流牙と共に旅をする魔戒法師・莉杏は、その法力によってラインシティという街をホラーから守っている高名な魔戒法師・リュメの噂を聞き、流牙と共に鎧を浄化するため彼女の元を訪れた。リュメに鎧を預け、ラインシティで久々に羽を伸ばしていた二人だったが、安全かに思われたその街でザルバが僅かな邪気を感じ取るのだった。

時を同じくして、リュメの法力によってラインシティの祠に封印されている、古の最強ホラー・デゴルの腕を奪おうとする者がいた。これを阻止すべく流牙は激しい戦いを繰り広げるが、逃げられてしまう。

デゴルの腕を奪った者の名は「阿号」。はるか昔、「ホラーのいない世界」を夢見た魔戒法師によって作り出された人型魔道具であった。「阿号」は自らを作った魔戒法師の“夢”を実現させてようとしていた。

長い年月をかけて阿号が導き出した「"夢"=ホラーのいない世界」を実現する為の方法とは―。阿号の目的を知り、自問自答を繰り返す流牙。そして、魔戒法師としての自らの未熟さに葛藤する莉杏。真の「守りし者」とは一体-? 人間は守るに値する存在なのか―。そしてついに、激しい闘いの末「黄金騎士ガロ・翔」誕生の瞬間が訪れる-。

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